
夫婦の服が混在して、毎朝探し物が発生していた
以前の賃貸では、夫婦の服がひとつのクローゼットに混在していました。私のワンピースの隣に夫のスーツが並び、どこに何があるかわからない状態。朝の忙しい時間に「あの服どこ?」と探し回ることが日常になっていました。
新築を建てるとき、寝室の収納計画には時間をかけました。夫婦それぞれのスペースを明確に分けて、使いやすい動線を作ること。結果的にかなり満足のいく収納ができましたが、それでもいくつか後悔した点があります。今回は、夫婦で使いやすい寝室クローゼットの作り方をまとめます。
夫婦の寝室収納、まず「分ける」か「一緒にする」かを決める
収納を完全に分ける
夫婦それぞれに独立したクローゼットスペースを設ける方法です。自分の服・小物を自分で管理できるので、干渉が少なくストレスが減ります。ただし、それぞれに一定のスペースが必要になるため、寝室か別の場所に収納面積を確保する必要があります。
収納をひとつにまとめてエリアで分ける
ひとつのクローゼットやウォークインクローゼットの中を「左側が私、右側が夫」のように分ける方法です。スペースを共有しながらもエリアを決めることで、混在を防げます。我が家はこの方法を採用しました。
クローゼットの種類と特徴
壁面クローゼット(押し入れ型)
壁一面を収納に使うタイプです。折れ戸や引き戸で開閉します。奥行きが45〜60cm程度で、ハンガーパイプと棚を組み合わせるのが一般的です。スペース効率が高く、寝室の中に収まりよく設置できます。コストも比較的抑えられます。
ウォークインクローゼット(WIC)
人が中に入れる広さの収納スペースです。2畳以上あると実用的に使えます。衣類をすべてまとめて収納できるため、着替えがスムーズになります。ただし、入り口の扉・通路スペースが必要になるため、寝室の面積に余裕がないと設けにくい場合もあります。
夫婦で使いやすいクローゼットのポイント
ハンガーパイプの長さを夫婦で分けて決める
夫と妻では、かける服の種類と量が違います。ワンピース・コート・スーツなど、丈の長い服が多い場合はハンガーパイプを長めに。たたんで収納するものが多い場合は棚の割合を増やす。自分のスタイルに合わせてカスタマイズすることが大切です。
棚の高さを可動式にする
固定棚にすると、収納するものの高さが変わったときに対応できません。可動棚なら、季節ごとの収納変化や、持ち物の増減に合わせて自由に調整できます。クローゼットの棚は可動式が基本です。
枕棚(上段の棚)を設ける
クローゼットの上部に固定棚(枕棚)を設けると、シーズンオフの衣類・バッグ・ボックスなどを収納できます。天井近くまで収納を活用することで、限られたスペースを最大限に使えます。
収納の奥行きを用途に合わせて選ぶ
ハンガー収納には奥行き60cmが標準ですが、たたんで収納するだけなら45cmで十分な場合もあります。奥行きが深すぎると奥のものが取り出しにくくなるため、用途に合わせて選びましょう。
失敗談:照明を付けなかった
クローゼットの中に照明を設けなかったことが、一番の後悔です。奥が暗くて服の色が見えにくく、毎朝スマホのライトで照らしながら服を選んでいます。クローゼット内の照明は、センサー式のLEDライトを後付けしましたが、やはり最初から設計に組み込むべきでした。
失敗談2:コンセントを設けなかった
クローゼット内にコンセントがないため、スチームアイロンや衣類スチーマーを使うときに延長コードが必要になります。設計段階でコンセントを1口設けておくだけで、こういった不便が解消されます。
実際の収納レイアウトを参考にする
クローゼットの形や使い方は、実際の施工例を見るのが一番イメージしやすいです。どんな棚構成にするか、WICと壁面クローゼットのどちらが自分たちに向いているか、実例から判断できます。実際の寝室クローゼットやウォークインクローゼットの事例を、新築施工事例のページで確認してみると、自分たちに合った収納計画のヒントが得られます。
まとめ:これから家づくりをする方へ
寝室の収納計画で大切なのは、夫婦それぞれの持ち物量・収納スタイル・使いやすい動線を事前にすり合わせることです。「とりあえず標準のクローゼット」で進めてしまうと、入居後に使いにくさを感じることになります。
照明・コンセント・可動棚・夫婦の収納エリア分け、この4点を設計段階でしっかり検討するだけで、毎朝のストレスがぐっと減ります。毎日使う場所だからこそ、収納計画に時間をかけてみてください。